基本情報技術者試験 令和元年度 秋季 午前 問4
極限、無限大、が含まれる数式の問題。
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令和元年度 秋期 午前 問4
および を定数とする関数 及び に対して、 はどれか。ここで、、、 とする。
ア 0
イ 1
ウ
エ ∞
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解説
この問題で初めて、はてなブログで数式を書く方法を知りました。
TeX と同じような書き方ができるのね。
確率や 2 進数といった数学を絡ませた情報処理の問題は多いけど、これはがっつりと数学の問題になっている。
このような無限大への極限がある問題では、 であることを利用する。
分子が 1 ではなく a や b などの定数であっても、分母が限りなく大きくなれば、その分数は 0 に近付いていく。
、 なので、
となる。
これの分子と分母を で割ると以下のようになる。
ここで、 でもある(分母が大きくなるスピードが の場合よりも早くなるだけ)ので以下のようになる。
問題文から a ≠ 0 であるので、問題の正解は選択肢アの 0 になる。
(a = 0 の可能性がある場合、分母が 0 となってしまうので NG な分数になってしまう。)
上記は真面目な解き方。
楽な解き方として以下のような考え方もある。
- も も で 0 に近付く。
- どちらも 0 に近付くが、 の方が早く 0 に近付く( よりも の方が小さくなるスピードが早いので)。
- の方が早く 0 に近付いていくので、 は分子の方が先に小さくなって 0 に近付いていく。つまり、分数としても 0 に近付いていく。
前後の問題はこちら。