基本情報技術者試験 平成31年度 春期 午前 問74
デジタルサイネージ(digital signage)についての問題。
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平成31年度 春期 午前 問74
ディジタルサイネージの説明として、適切なものはどれか。
ア
情報技術を利用する機会又は能力によって、地域間又は個人間に生じる経済的又は社会的な格差
イ
情報の正当性を保証するために使用される電子的な署名
ウ
ディスプレイに映像、文字などの情報を表示する電子看板
エ
不正利用を防止するためにデータに識別情報を埋め込む技術
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解説
ディジタルサイネージ
Digital(=電子)Signage(=看板)
ということで正解は選択肢ウの「ディスプレイに映像、文字などの情報を表示する電子看板」である。
空港の発着便表示とかもディジタルサイネージの例。
楽天で売ってるのあるのかと探してみたらお店の看板用途とかで見つかる。
約 9 万円。ネタとして買うには高すぎる。
AI と組み合わせて、お客毎に広告を変えるような使われ方も可能になっている。
看板の前に立つ人の属性(性別、年齢、服装、etc...)を AI で認識し、興味を持ちそうな商品を表示するような仕組み。
すっごい恥ずかしい商品が表示されたらどうしてくれるのか。
その他の選択肢について。
選択肢ア「情報技術を利用する機会又は能力によって、地域間又は個人間に生じる経済的又は社会的な格差」はデジタル・ディバイド(digital divide) と呼ばれるもの。
個人の使いこなす能力による格差や、地域のインターネット環境整備状況による格差などが発生してしまう。
選択肢イ「情報の正当性を保証するために使用される電子的な署名」はそのまんま電子署名と呼ばれるもの。英語だと digital sign、electronic signature (略して e-sig)等と呼ばれるらしい。
選択肢エ「不正利用を防止するためにデータに識別情報を埋め込む技術」は電子透かし
と呼ばれるもの。デジタルウォーターマーク(digital watermark)とも呼ぶ。
音楽データや画像データの不正コピー対策に利用される。
デジタル?ディジタル?
前後の問題はこちら。